@kasumiiです。こんにちは。
先日、trimit!という有料アプリをはじめてリリースしたのは良いものの、アプリの販売状況などを調べる方法をまったく考えていませんでした。。
iTunes Connectで確認はできますが、トータルのDL数や日本円での売上金額表示できるツールで見たほうが断然便利!ということで、教えていただいたり調べたりした良さそうなツールをいくつか試してみたメモです。
【参考】iPhoneアプリの販売状況を知るための3つのサイト – ゆーすけべー日記
この記事の目次
まずはセールス情報だけにアクセスできるアカウントを作成する
アプリのダウンロード数や売り上げなどのデータをツール内に取り込むときに、たいていの場合はiTunes Connectのアカウントとパスワードを入力することになります。
アプリ情報にもアクセスできる管理者権限のアカウントを入力するのが不安な場合は、セールス&ファイナンス情報だけにアクセスできるアカウントをもう一つ作ってそちらを登録しておけばOKです。
iTunes Connectのトップから「Manage Users」でユーザ作成。
新しく作成したユーザのRole(役割)を「Finance」に設定します。これでこのユーザはアプリ情報にはアクセスできないようになります。
ではでは、どんなツールがあるのか見ていきましょう!
iTunes Connect
まずはおなじみの「iTunes Connect」ですが、必要な情報は見れるけどちょっと見づらい。。。あとダウンロード数はわかるけど売り上げ金額が(自分で計算しないと)わからないみたい。
iTunes Connect MobileアプリでiPhoneからちょこっと確認するのにはまあいいんですが、すぐにセッション切れちゃうので若干面倒です。
「Sales and Trends」からレポートをダウンロードするApple公式のJavaプログラムが公開されているそうなので、以下を参考にして毎日自動取得しておくと良いかもしれません。それをデータベースに入れておいて自前で分析、という方法も。
【参考】iTunesConnectからアプリダウンロード数レポートを自動取得する方法 | zaru blog
appFigures
ウェブサービスで、アプリ5つまで基本機能は無料。
有料機能として、データの自動更新や1時間ごとにランキングデータ更新、メールで毎日レポート報告してくれたり。Androidアプリなど複数ストア対応。14日間、有料機能をすべて無料で試用できます。
日本円にも対応してるし管理画面もとても見やすいです。APIが用意されていて無料プランでも使用できます。管理するアプリ数が多い人は数に応じて月額料金が増えるのでちょっと注意。
スマホ最適化はされてないようですが、iPhoneからデスクトップと同じ画面は見れるのでモバイルからのチェックも問題なさそうです。
Distimo
We Know Apps | App Analytics, Conversion Tracking & Market Data | Distimo
管理画面のダッシュボードに自分が表示したいウィジェットをカスタマイズして置けたり、とても高機能なWebサービス。日本円も表示でき、複数のアプリストアに対応。APIも用意されています。
データの自動更新やメールでのレポート報告など、無料でやってくれるのがすごい。スマホ最適化されていますが正直見づらいのでiPhoneからデスクトップ版を見たほうがいいですw
管理画面で日本人にはあまり馴染みのない週番号での表示があったりするものの、充分見やすくなっています。
App Annie
App Annie – App Ranking, Analytics, Market Intelligence
こちらもDistimoと同じような無料のウェブサービス。管理画面はシンプルで見やすいけど、日本円の表示に対応していないみたいで残念。
毎日メールでレポート報告してくれるのが便利です。
AppViz 2
AppViz 2 – The best tool for monitoring your App Store sales
先の「appFigures」「Distimo」「App Annie」はウェブサービスでしたが、この「AppViz 2」はMacアプリです。有料アプリで49ドルしますが、30日間無料でお試しできます。
機能的には「appFigures」「Distimo」とほぼ同じ感じ。日本円の表示にも対応しています。
ウェブサービスじゃなくてMacアプリのほうがいいなーという場合はこれが良さそう。
AppSales-Mobile
まだ試していないのですが、アプリのダウンロード数と収益を日ごとや月ごとに集計して見られるアプリのソースコードがGitHubで公開されています。
良さそうだなと思ったのは、iPhoneにインストールしていつでもチェックできるところと、Boxcarと連携させれば新しいレポートがあったときに通知できるところ。またソースコードが公開されているのでforkして機能追加したりも可能です。
iTunes Connectのページをスクレイピングしているとのことですが、データ取得できなくなった場合でもわりとすぐに修正アップデートされているみたいです。
GrowingApp
iPhone/Androidアプリマーケティングツール|GrowingApp
ASO(アプリストア最適化)用の分析サービス。App Storeでの検索順位やランキング推移などが見られるそうです。収益管理はできないみたいですが、マーケティングデータとしてはおもしろそう。
Google Mobile App Analytics
上記のツールたちとはできることが少し異なりますが、Googleのモバイルアプリ分析ツールでもダウンロード数やアプリ内課金の売り上げなどをチェックすることができるようになるみたいですね。まだベータ版として限定公開されているそうなので正式リリースが気になるところです。
【参考】Google、モバイルアプリ分析ツール「Mobile App Analytics Beta」公開 – ITmedia ニュース
このツールでは、アプリのダウンロード数やダウンロードしたユーザーがどこから流入してきたか、アプリを購入したユーザーの端末モデルやOSのバージョンなどが分析できる。アプリ内で仮想製品やグッズを販売している場合は、その販売数や売り上げを確認することもできる。
いろいろ試してみた結果
まだアプリひとつしか出していないぺーぺーなので、「appFigures」の無料プランと「Distimo」や「App Annie」のメールでレポート報告を併用すれば今のところ事足りそうです。
アプリ数が増えてきたら「AppViz 2」を買うのも良さそうですが、iPhoneからチェックしたいので、うーん。「AppSales-Mobile」はおもしろそうなのでiPhoneに入れてみたいです。