metaタグを1行追加するだけでiPhone/iPadアプリの宣伝バナーを表示できる「Smart App Banners」を設置してみた

@kasumiiです。こんにちは。

iOS 6から追加された「Smart App Banners」は、既存のウェブサイトにmetaタグを1行追加するだけでApple公式のアプリ宣伝バナーを表示できるという便利な機能です。

【参考】Safari Web Content Guide: Promoting Apps with Smart App Banners

最近iOSアプリを作ったので、公式サイトにこの「Smart App Banners」を設置してみました。

【設置したサイト】trimit! – Status Bar Trimmer | designbits

iOS 6以上のiPhoneでサイトを見るとこんな感じのバナーが表示されます。タップするとApp Storeへすぐに飛べるのでプロモーションに効果的。iPadで見た場合はアプリのスクリーンショットも表示されるようです。

すでにインストール済みの場合はタップするとそのアプリが起動します。

Smart App Bannersは、iOS 6以上のSafariでウェブサイトを見たときだけ表示されます。

試してみましたが、アプリ内のWebViewからサイトを見たときは表示されませんでした。また、Appleのサイト説明によるとフレーム内では表示されないみたいです。

基本的に以下のようなmetaタグを1行追加するだけです。(app-idに入る数値を自分のアプリのIDに変更する必要があります。)

<meta name="apple-itunes-app" content="app-id=569408777">

iTunesのリンクのid以降の数値がapp-idになるので、「iTunes Link Maker」からアプリ検索すると探しやすいかもしれません。

https://itunes.apple.com/jp/app/id569408777?mt=8

affiliate-dataの中にアフィリエイト用のデータを入れることで、Smart App Banners経由でアフィリエイトできるようですが、わたしはこのパートナープログラムに参加していないので残念ながら試せませんでした。

【参考】Apple – iTunes – Partner Programs – Affiliates

<meta name="apple-itunes-app" content="app-id=569408777,affiliate-data=myAffiliateData">

まだダウンロードしていないユーザにとってはApp Storeへ簡単に誘導できる販促バナーの役割を果たしますが、すでにインストールしているユーザ向けには別の用途でも使えそう。

app-argumentのパラーメータにURLスキームを指定すれば、アプリ内の特定のページを開いたりすることができます。

<meta name="apple-itunes-app" content="app-id=569408777,app-argument=myURL">

たとえばアプリとサイトが連動しているような場合、サイトで何かを検索したユーザが、アプリ内の検索結果ページへSmart App Banners経由で飛んだりもできますね。

既存のサイトにもmetaタグ1行で組み込めるというのはお手軽だし、いろいろ便利なこのSmart App Banners。まだの方は取り入れてみてはいかがでしょうか!