@kasumiiです。こんにちは。
最近、つくりはじめたサイトのひとつに妙にたくさんアクセスがあることに気付きました。開設して間もないのに、これはおかしい!と思ってGoogle Analyticsで調べてみると、スパムであることが判明。
不要なアクセスがあると正確な解析データが得られないなど困ることが多いので、このスパムをフィルターで除外する設定をしてみましたよ。
リファラー(参照元)にわざとログを残し、アクセス解析を見た人が「あれ?こんなURLからアクセスがあるな。どんなサイトだろう?」と思わせ、サイトにアクセスさせるというスパムだそうです。
なので、アクセス解析を見ていて不審なリファラーがあった場合は、安易にそのURLにアクセスしないことが大事!
Google Analytics でリファラーを見てみる
自分のサイトのリファラーを確認するには、まずGoogle Analyticsの左サイドバーから「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選びます。
表示されたデータのプライマリディメンションを「集客」→「参照元」に。
ついでに、セカンダリディメンションを「ユーザー」→「言語」にします。
これで、サイトのリファラー(参照元)と言語データが同時に見られるようになりました。
データを確認してみると、言語が (not set) となっているものが多く、これが怪しいアクセスの可能性が高いです。同様に、ru(ロシア語)の場合もスパム多し。
とりあえずわたしが把握している範囲でのリファラースパムアクセス元は以下の通り。(実際にアクセスしないようにご注意を!)
forum.topic64121221.darodar.com
erot.co
www2.free-social-buttons.com
www1.free-social-buttons.com
www3.free-social-buttons.com
www5.free-social-buttons.com
www6.free-social-buttons.com
www.Get-Free-Traffic-Now.com
上記のURLからのアクセスは、平均ページ滞在時間が00:00:00になっていたり、直帰率が100.00%になっているのでわかりやすいですね。
言語が not set のアクセスをフィルタで除外する
Google Analyticsのフィルタ機能を使って、これらのリファラースパムをレポート上に出てこないようにします。
今回は「言語が not set になっているデータを除外する」というフィルタを作成してみます。
画面上部メニューの「アナリティクス設定」からフィルターを適用したいビューを選び、左サイドバーの「フィルタ」→「新しいフィルタ」で新規フィルタの作成へ。
フィルタ名はわかりやすいような名前であれば何でもOK。
フィルタの種類→ カスタム
フィルタフィールド→ 言語設定
フィルタパターン→ not set
と設定してフィルタを保存します。
これで、フィルタの条件に適合した場合はレポートから除外されることになります。新しくフィルタを追加した場合は、いままでのレポートからは除外されず、設定後のアクセスから除外されるようになるみたいです。
わたしは上記以外に、
・言語設定が not set の場合は除外する
・言語設定が ru の場合は除外する
・ブラウザが not set の場合は除外する
というフィルタを設定してみました。
参照元のスパムドメインをひとつひとつ入力していくというフィルタリング方法もありますが、それだとどんどん増えていくスパムサイトとのイタチごっこになってしまうので、しばらくは上記の設定で様子を見てみようと思います。
フィルタを設定するときの注意点
当たり前ですが、正常なアクセスまでフィルタリングしてしまっては意味がないので、フィルタ条件を間違えないことが大事です。
ちなみに、今のところほとんどリファラースパムに狙われていないこのブログ(memobits)の1ヶ月間のアクセスのうち、今回設定したフィルタ条件にひっかかるアクセスはどのくらいかを調べてみたら、
・言語設定が not set → 7PV
・言語設定が ru → 4PV
・ブラウザが not set → 2PV
でした。つまり、正常なアクセスにはほとんど影響のないフィルタ設定と言えそうです。(ただし、ロシア語をはじいているのでロシア関係のサイトの場合は例外ですが。)
これで様子をみて、今後また新たなタイプのリファラースパムが出てきたらフィルタ設定を追加して対応しようと思います!