@kasumiiです。こんにちは。
先日、かかりつけの動物病院から1枚のハガキが届きました。内容は「注射でもフィラリア予防ができます」というお知らせです。
この記事の目次
1回接種で1年間フィラリア予防効果が持続する注射
お恥ずかしながら、犬のフィラリア予防はいままで飲み薬を与える方法しか知らなかったので、こんなに便利な注射があるのかー!と思ったんですが、一体どんな注射なのか気になったのでいろいろ調べてみることに。
犬フィラリア症予防剤「注射用プロハート12」
ファイザー株式会社が2012年7月20日に「注射用プロハート12」を発売開始しています。1回の注射で12ヶ月間フィラリア予防の効果があるとのこと。
【参考】1回の注射で12ヶ月の安心・確実な犬フィラリア症予防剤「注射用プロハート®12」新発売
1年間有効なフィラリア予防注射のメリット
・1回の注射で1年間予防効果が持続する(温暖な地方の冬でも安心)
・飲み忘れの心配なし(薬をなかなか飲んでくれない犬でもOK)
・季節を問わずいつでも接種可能(動物病院の春頃の混雑を避けられる)
フィラリア予防注射にかかる費用について
動物病院によって値段は多少変わりますが、調べてみたところ、小型犬で5000円〜8000円程度のところが多そうでした。
飲み薬を7〜8ヶ月分もらうのと、そんなに変わらない値段で接種できそうです。
フィラリア予防注射の副作用について
飼い主としては、どうしても注射を打ったあとの副作用が心配になってしまいますが、販売元のファイザー株式会社のサイトでは、以下のように書かれています。
注射用プロハート®12は、すでに諸外国で10年以上使用され、高い評価を得ております。
ファイザー株式会社
さらに、兵庫県にある動物病院の院長さんが書いているブログによると、
今回輸入して、農林水産省に認可の申請をした製薬会社の担当者さんに、この12ヶ月有効のフィラリア予防注射の副作用発生状況を尋ねたところ。 普通に使用している混合ワクチンの副作用発生件数と比べて、若干発生件数が少ないくらいであることと。 副作用の程度は、ほとんどが注射部位の痛みくらいで、重篤なアレルギー反応はほとんど見られないということです。
院長ブログ
副作用は混合ワクチンよりも少ないくらいとありますね。狂犬病の注射と混合ワクチンの注射は毎年打っているので、同じくらいの可能性であれば、ほぼ安心できそうです。
ただし、今まで注射でアレルギー反応が起きたことがあったり、別の薬を飲んでいたり、老齢犬であったりする場合は注意したほうがよいので、かかりつけの獣医さんに相談してみるのが大事だと思います。(1歳未満の子犬も接種できないそうです。)
さらに、万が一副作用が出たときに備えて、できるだけ午前中に診療してもらう・翌日も診療している日を選ぶなども考えておくと良さそうです。
犬がフィラリアの錠剤を飲んでくれない場合
注射なら簡単ですが、犬によっては飲み薬を嫌がることもありますよね。。
うちの犬は普通の錠剤をドッグフードに混ぜるだけで、あっさり飲んでくれることが多いので助かりますが、嫌がって薬を吐き出してしまったりする場合。
フィラリアの飲み薬には、おやつのような四角いタイプのものもあって、すごく美味しい味付けがしてあります。以前それをうちの犬にあげてみたら、ものすごく喜んで食べていましたw
普通の錠剤でダメな場合は、ごほうび代わりにおやつのようなチュアブルタイプのものを選ぶといいかも!(ただし、錠剤よりはお値段すこし上がります。)
で、うちは結局どうするか
1度打てば1年間持続するというメリットはすごく大きいと思いますが、いろいろ調べた結果、きちんと決められた間隔でフィラリアの飲み薬を投与できていれば、とくに注射に切り替える必要はないかなと考えています。
うちの犬はもう11歳と高齢になってきていることと、飲み薬に抵抗がないことが大きいです。あとは飼い主が責任を持って、毎月フィラリア薬を飲ませていれば問題なし!
どうせなら来年は錠剤じゃなくて、もっと美味しいチュアブルタイプのお薬に変えるというのも犬が喜ぶし良いかもしれません。U・ω・U
フィラリアの予防接種は、何らかの事情があって毎月飲み薬を確実にあげられない場合などでも怖いフィラリアを防ぐことができる有効な手段なので、犬の体調や獣医さんに相談しつつ上手に活用されれば良いなと思います!